
「保活って、いつから何を始めればいいの?」
「保育園の申込書、いつ配られるの? いつ出すの?」

「希望する園を1つしか書かなかったら、不利になるのかな……」
わが家が保活をしていたとき、私の頭の中はずっとこの3つでぐるぐるしていました。
まわりに聞いても「うちはこうだったよ」という話はバラバラ。ネットで調べると出てくるのは都会の激戦の話ばかりで、田舎に住んでいる自分の状況とうまく重なりません。そもそも「保活」という言葉は知っていても、最初の一歩を何にすればいいのかがわからない。 それが一番しんどかったです。
わが家の子どもは5月生まれ。翌年4月の一斉入園を目指して保活をして、無事に入園できました。
この記事では、
- 生後2ヶ月ごろに市の窓口へ直接相談に行った話(これが一番よかったです)
- 7月から2月まで、実際にいつ何をしたかのスケジュール(表にしました)
- 見学は本命1園だけ、希望もその1園だけ書いたこと
- そして一番の山場、「希望を1つしか書いたら、育休のお金がもらえなくなるのでは?」と不安になってハローワークに聞きに行った話
を、体験したままに書きます。
先に大事なことを書いておきます
この記事は制度の解説ではありません。 保育園の入園の決まり方も、育児休業給付金のあつかいも、住んでいる場所や年度によって違いますし、変わることもあります。
ここに書いてあるのは、あくまで「わが家の場合はこうだった」「私が窓口で聞いたらこう言われた」という一つの家庭の記録です。
ご自分のことは、必ずお住まいの市区町村の窓口とハローワークで直接確認してください。 その大切さを伝えたくて書いた記事でもあります。
そして、この保活の先に待っているのが慣らし保育です。入園が決まったあとの話は【実録】慣らし保育1ヶ月の全記録にまとめました。あわせて読むと、入園までと入園してからが1本につながります。
わが家の保活スケジュール【5月生まれ・翌年4月入園】
まず全体像を表にします。細かい日付は伏せて、月だけ書いています。
| 時期 | やったこと | そのときの気持ち |
|---|---|---|
| 7月(生後2ヶ月ごろ) | 市の保育の窓口へ直接話を聞きに行った | 何もわからないので、とにかく聞きに行った |
| 申込より前 | 本命の1園だけ見学に行った | 近さで、ほぼここに決めていた |
| 10月 | 申請書類を取りに行った | いよいよ始まった感じ |
| 10月〜11月 | 書類を記入。会社から就労証明書をもらった | 会社にお願いする書類が間に合うかドキドキ |
| 11月 | 書類を提出 | 出したらあとは待つだけ |
| 1月 | 落ちていた場合の連絡が来る時期 | 1ヶ月ずっとドキドキしていた |
| 2月 | 結果が郵送で届いた(入園決定) | 封を開けるまで落ち着かなかった |
ざっくり言うと、動き出したのが生後2ヶ月、書類を出したのが11月、結果が出たのが2月。半年以上かかっています。
「保活っていつから?」と聞かれたら、わが家の答えは「生後2ヶ月で役所に行きました」です。早すぎるかなと思いましたが、結果的にこれが一番よかったです。理由を次で書きます。
※申込の時期は自治体によって本当にバラバラです。「うちの市はいつ書類が配られて、いつ締切なのか」は、必ずお住まいの役所で確認してください。 これだけは今日にでも調べる価値があります。
いちばん最初にやったこと:市の保育の窓口に、直接聞きに行った
保活で私がやってよかったことを1つだけ挙げるなら、迷わずこれです。
生後2ヶ月ごろ、住んでいる市の保育の窓口に、直接話を聞きに行きました。
「役所に相談に行く」という発想が、そもそもなかった
正直に言うと、最初は思いつきませんでした。保活といえば「園を調べる」「見学に行く」というイメージで、役所は書類を出しに行くところだと思っていたんです。
でもネットで調べれば調べるほど情報がバラバラで、しかも都会の話ばかり。「うちの市の話」が全然出てこない。 それで「もう直接聞いたほうが早いのでは」と思って、赤ちゃんを連れて窓口に行きました。
これが大正解でした。
行ってよかったと思ったこと
- 自分の市の話をしてもらえる:ネットの情報とちがって、目の前の人が「うちの市では」と教えてくれます。これが本当にありがたかったです
- いつ何をすればいいかの流れがわかる:書類がいつ配られて、いつ締切なのか。何月に何をすればいいかの見通しが立ちました
- 不安の総量が減る:わからないことが多いから不安なのであって、聞いて「あ、そういうことか」となるだけで気持ちがラクになります
- 窓口が「一度行ったことがある場所」になる:10月に書類を取りに行くときも、初めての場所に行く緊張がありませんでした
これから行く人へ、実際に行った私からのアドバイス
- 赤ちゃんと一緒でも行けます。 わが家は生後2ヶ月の子を連れて行きました
- 聞きたいことはメモに書いていくのがおすすめ。 赤ちゃんが一緒だと、どうしてもそちらに気を取られます
- 「何もわからなくて来ました」でいいです。 私もその状態で行って、ちゃんと説明してもらえました
窓口の名前は市によって違います(幼児教育課、保育課、こども未来課など)。市役所の総合案内で「保育園の入園のことを聞きたい」と言えば案内してもらえます。
保活の最初の一歩は、園を調べることじゃなくて、役所に行くことでよかった。 これが私の実感です。
見学は「本気で行きたい1園」だけ行きました
保活の話でよく出てくるのが「何園見学した?」という話題です。5園、10園と回る人もいると聞きます。
わが家は1園だけです。
なぜ1園だけだったか
理由はシンプルで、本気で行きたい園が最初から決まっていたからです。近所にあるその園に入れたらいいな、とほぼ最初から思っていました。
だから「比較のために他も見る」という発想があまりなくて、その1園を、自分の目でちゃんと見ておきたいという気持ちで見学に行きました。
見学のとき、私がしていたこと
正直に書くと、しっかりリストを作って採点したわけではありません。 近所の園なので、雰囲気を自分の目で見ておきたかった、というのが本当のところです。
そのうえで、これから見学に行く人におすすめしたいことが1つあります。
「毎日持っていくもの」を聞いておくことです。
入園が決まってからの準備は本当にバタバタします。見学の時点で「こういうものが要るんだな」と知っておけると、あとがぐっとラクになるはずです。実際に何をいくらそろえたかは保育園準備で必要なもの全リスト|実際にかかった費用にまとめています。見学の前にざっと目を通しておくと、「これはどうですか?」と聞くことが浮かびやすいと思います。
何園見るのが正解かは、地域によります
念のため書いておくと、これは「1園だけでいい」という話ではありません。
わが家の場合は、行きたい園が決まっていて、しかも後で書くようにわが家の地域では希望を1つ書けば入れる状況だったから成り立った話です。競争が激しい地域では、いくつも見学して、いくつも希望を書く必要があると思います。
「うちの地域はどれくらい入りやすいのか」も、役所の窓口で聞けます。 ここでも最初の一歩は役所です。
希望の園も1つだけ書きました。決め手は「近さ」
申込書には、希望する園を書く欄があります。第1希望、第2希望、第3希望……と、複数書ける形になっているところが多いと思います。
わが家は、近所の1園だけ書きました。
決め手は「近さ」ひとつでした
いろいろ考えた末ではなく、近いからです。
保育園は、入ったら毎日、朝も夕方も通う場所です。朝の支度でバタバタしたまま送って、仕事が終わったら急いで迎えに行って、そこから夕飯とお風呂と寝かしつけ。
その毎日を想像したときに、送り迎えの時間が短いことが、他の何より効いてくると思いました。実際に通い始めた今、この判断は本当に正しかったと思っています。雨の日も、子どもが機嫌の悪い朝も、近いというだけで生活はぜんぜん違います。
「1つだけ」と書くのが、正直こわかった
でも、書きながらずっと引っかかっていました。
「1つしか書かなかったら、入れなかったときに困るのでは?」
「やる気がないと思われないかな?」
そしてもう一つ、もっと大きな不安がありました。それが次の章の話です。
ここは正直に書きます:これは「田舎の保活」の話です
大事なことなので、はっきり書いておきます。
わが家が1園だけ書いて入れたのは、住んでいる地域がそういう状況だったからだと思っています。
田舎に住んでいます。都会のような「何十人待ち」という激戦ではなかったはずです。だから、この記事を読んで「1つだけでいいんだ」と思ってほしくはありません。
- 希望をいくつ書けるか、いくつ書いたほうがいいかは、地域によって事情がまったく違います
- 同じ市の中でも、園によって、年齢によって、入りやすさは変わると聞きました
- 「1つしか書かないと不利になるのか」も、自治体によって考え方が違う可能性があります
なので、「うちの市では、希望を1つだけ書いた場合どうなりますか」と、役所の窓口で直接聞いてください。 私も窓口に足を運んだからこそ、自分の地域の状況が見えて、1園だけで出す決断ができました。
【この記事の核】育休のお金が不安で、ハローワークに聞きに行きました
ここが、わが家の保活でいちばん心がざわついたところです。
「わざと落ちるとお金が出ない」という話を聞いていた
保活をしていると、こういう話を耳にすることがあります。
「わざと保育園に落ちると、育休のお金が出なくなる」
くわしい仕組みまではわかりませんでしたが、「そういう話があるらしい」というのは私の耳にも入っていました。
そこで、こう思ってしまったんです。
「希望を1つしか書かないのって、それに当たるんじゃない……?」
近いからという理由で1園だけ書いた。でもそれは、見方によっては「入れる園を減らしている」ように見えるかもしれない。もし落ちたときに「この人、本気で探してないよね」と思われて、育休のお金が止まってしまったらどうしよう。
家族の生活がかかっているお金です。考え出したら止まらなくなりました。
調べても、自分のケースの答えは出てこなかった
ネットで検索しました。いろいろな説明が出てきます。でも読めば読むほど、
- 書いてあることが自分のケースに当てはまるのかわからない
- 情報がいつのものなのかわからない
- 「地域による」と書いてあって結局わからない
となって、不安だけが増えていきました。
だからハローワークに行きました
それで、こう思いました。
「もう、決めているところに直接聞こう。」
住んでいる地域のハローワークに行って、自分の状況を説明した上で、こう質問しました。
「希望する保育園を1つしか書いていません。もし落ちてしまったら、やる気がないと思われて、育休のお金がなくなってしまいますか?」
かなりストレートな聞き方だったと思います。でも、それが一番の不安だったので、そのまま聞きました。
返ってきた答え
「そんなことはありません。」
あっさり、そう言ってもらえました。(※これは私の状況を説明したうえでの、私へのお返事です。同じ答えになるとは限りません。)
それを聞いた瞬間、背中に乗っていた重たいものが下りた感じがしました。何週間もぐるぐる悩んでいたことが、窓口で数分話しただけで終わったんです。
「もっと早く来ればよかった」。心の底からそう思いました。
ここ、とても大切なので読んでください
いま書いたのは、私が住んでいる地域のハローワークで、私自身のケースについて質問して、そのときにそう言われたという話です。
これは制度の説明ではありません。 そして、「希望を1つしか書かなくても育休のお金は大丈夫」という一般的な答えでもありません。
育児休業給付金のあつかいは、その人の状況・お住まいの地域・時期によって変わることがあります。 私が聞いたのは、あくまで私のケースについての回答です。
ご自分のことは、必ずお住まいの地域のハローワークに直接ご確認ください。 会社の担当の方に聞くのも一つですが、お金のことはハローワークが窓口です。
私がこの体験を書いたのは「安心してください」と言いたいからではなく、「不安なら、聞きに行けば答えが返ってくる」ということを伝えたいからです。
不安なことは、ネットではなく「決めているところ」に聞く
この一件で学んだことがあります。
不安なことをネットで調べ続けても、不安は減らない。 自分のケースの答えは、ネットには載っていないからです。
でも窓口に行けば、自分の状況を説明した上で、自分に対する答えがもらえます。 しかも無料で、数分で。
保活で「なんかモヤモヤする」と思うことがあったら、それが役所のことなら役所、お金のことならハローワーク、会社のことなら会社。モヤモヤの持ち主のところに持っていく。 これが一番早いです。
10月に書類を取りに行き、11月に提出しました
気持ちの山場を越えたところで、事務の話も書いておきます。ここは淡々としていますが、知らないと詰むポイントがあります。

10月:申請書類を取りに行った
わが家の市では、10月に申請書類を取りに行きました。
(何月に配られるかは自治体によって違います。うちは10月でしたが、9月のところも11月のところもあると思います。必ずお住まいの役所で確認してください。)
10月〜11月:記入と、会社から就労証明書をもらう
書類を持ち帰って、記入していきます。ここで「自分だけでは完結しない書類」が出てきます。
就労証明書です。
これは会社に書いてもらう書類でした。自分で書いて終わりではなく、会社にお願いして、書いてもらって、返してもらうという往復が発生します。
正直、私はこれをにどのくらい時間がかかるかを知りませんでした。会社から就労証明書が戻ってくるまでドキドキでした。
ここは早めに動いてください。
- 会社の担当の方も、他の仕事をしながら書いてくれます。すぐには返ってきません
- 産休・育休中だと、会社に行くのも連絡するのも一手間です
- 締切の直前に頼むと、間に合わないおそれがあります
わが家は10月に書類をもらってすぐ動いたので、11月の提出に間に合いました。書類をもらったら、真っ先に会社への依頼から始めるのがおすすめです。
11月:提出
記入した書類と、会社から返してきた就労証明書をそろえて、11月に提出しました。
出してしまえば、あとはもう待つだけです。やることがなくなると、今度は気持ちのほうが忙しくなります。
※必要な書類は家庭の状況によって違います(働き方、家族の状況など)。何が必要かは、書類をもらうときに窓口でしっかり確認してください。 ここで聞いておくと、あとで「足りない!」となりません。
1月:落ちていたら連絡が来る時期。ずっとドキドキしていました
わが家の市では、落ちていた場合の連絡が1月ごろに来ると聞いていました。
これがしんどかったです。

1月は、ずっと心のどこかが緊張していました。 連絡が来ないのがいい知らせだとわかっていても、確定するまでは安心できませんでした。落ちていたらどうしよう。仕事はどうなる。育休はどうなる。 考えても仕方ないことを、何度も考えました。
いま同じ時期を過ごしている人がいたら、これだけ言わせてください。
その落ち着かない気持ちは、あなただけじゃないです。 そして、書類を出したあとは、待つ以外にできることは本当にありません。 そういうものだと思って、なるべく他のことをして過ごすのがいいと思います。
2月:郵便で結果が届きました
そして2月。
結果は郵送で届きました。
入園、決まっていました。
希望した、あの近所の1園です。
うれしさと、それ以上に「終わった……」という脱力がありました。7月に赤ちゃんを抱いて役所に行ってから、半年以上。ずっと頭のどこかにあった宿題が、やっと終わった感じでした。
そして、ここから本当の準備が始まります
ほっとしたのも束の間、入園までは2ヶ月もありません。
やることが一気に押し寄せてきます。何をどれだけそろえたかは保育園入園準備リスト【0歳ワーママの実体験】に全部書きました。結果が届いたらすぐ見てもらえるとうれしいです。
ちなみに、上着ひとつとっても園にはルールがあります。うちは秋になってから保育園のアウターは「フード付きNG」問題にぶつかりました。買う前に知っておくと無駄が減ります。
これから保活する人へ伝えたいこと
長くなったので、わが家の保活からお伝えしたいことをまとめます。
1. 最初の一歩は、園探しではなく「役所」
赤ちゃんを連れて、市の窓口に行ってください。 生後2ヶ月でも早すぎません。ネットで何時間調べるより、窓口で15分話すほうが、自分の地域のことがわかります。
2. スケジュールは自治体によって違う。だから自分の市のを聞く
わが家は10月に書類、11月に提出、2月に結果でした。でもこれはうちの市の話です。あなたの市の日程は、あなたの市に聞くのが唯一の正解です。
3. 会社にお願いする書類(就労証明書)は、最優先で動く
自分で書けない書類があります。書類をもらったその日に、会社への依頼を始めてください。
4. 希望園の数も、育休のお金も、「地域と自分の状況による」
わが家は1園だけ書いて入れました。でもそれは田舎で、その状況だったからです。育休給付金のことも、私が私の地域のハローワークで、私のケースについて聞いた結果でしかありません。あなたのことは、あなたの地域の窓口に聞いてください。
5. そして、いちばん伝えたいこと
気になることは、問い合わせて解消して進めましょう!
私は役所にも、ハローワークにも、実際に足を運んで聞きました。どちらも、行く前は「こんなこと聞いていいのかな」と思っていました。 でも行ってみたら、ちゃんと答えてくれて、その場で不安が消えました。
聞くのはタダです。そして、いちばん早いです。
保活は、わからないことが多いから不安になります。裏を返せば、わかったぶんだけ、不安は減ります。 ネットで調べて余計にモヤモヤしたら、それはもう「聞きに行くタイミング」です。
半年後、ポストの封筒を開ける日まで。どうか無理せず、一つずつ進めてください。大丈夫、ちゃんと終わります。
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