
「イヤイヤ期って、実際どんな感じなんだろう」

「うちの子、こんなに『いや!』ばっかりで大丈夫……?」

「ママいらないって言われた。地味に、けっこう、傷ついた」
いま、まさにその渦中にいる人へ。
この記事には、イヤイヤ期の対処法もしつけのコツも書いていません。書いてあるのは、2歳のうちの息子が今日も「いや!」と言っている、その実況だけです。
わが家は2歳になるちょっと前くらいからイヤイヤが始まりました。お風呂もおむつも服も「いや!」。最近はそれが「いらない」に進化して、ついに「ママいらない」まで言われました。
たぶんあなたが今いちばん知りたいのは、正しいやり方より「よそのうちもそうなの?」だと思うんです。少なくとも私はそうでした。だから、うちの様子をそのまま並べます。
読み終わったときに「なんだ、うちだけじゃないんだ」と思ってもらえたら、この記事の役目は終わりです。
※うちの子ひとりの話です。始まる時期も出方も、子どもによって全然違うと思います。「よそのおうちの一例」として気楽に読んでくださいね。
うちのイヤイヤ期は「2歳になるちょっと前」から始まりました
「イヤイヤ期っていつから?」
これ、始まる前の私も検索していました。うちの場合は、2歳の誕生日を迎えるちょっと前くらい。ある日突然スイッチが入った、というより、じわじわと「いや」の回数が増えていった感じでした。
そして、今の状態を正直に書くと——「何でもかんでも嫌」ではありません。
うちの子を見ていて思うのは、自分の意思で「やりたくない」と思ったことに対して、はっきり「いや!」と言っているということ。手当たり次第に暴れているわけではなくて、本人の中にちゃんと「やりたい/やりたくない」の線があるんです。
そう気づいてから、ちょっとだけ見方が変わりました。何を言っても嫌がる謎の生き物ではなく、主張のある人になったんだな、と。
……とはいえ、その主張と毎日ぶつかる側は、なかなかしんどいのですが。
ちょうど1年前、1歳の誕生日のころは、まだ「いや!」とは言われていませんでした。いとこのお兄ちゃんと合同でお祝いをして、一升餅と選び取りカードをやった日のことは、【1歳の誕生日】いとこと合同でお祝い|一升餅と選び取りカードの記録に書いています。あれから1年で、こんなに自分の意思を持つんだなと思います。
赤ちゃんの頃からの変わりようをふり返ると、本当に別人です。0歳から1歳になったときの変化も相当でしたが(0歳と1歳ってこんなに違う|わが家の変化の記録にまとめています)、1歳から2歳はまた別方向のジャンプでした。
【実況】うちの子が「いや!」と言う場面、ぜんぶ書きます
ここからが本題です。うちの日常で「いや!」が発動するポイントを、時間の流れに沿って並べます。
あなたのおうちといくつ重なるでしょうか。
お風呂に入ろう → 「いや!」
まずここ。1日の終わりの、いちばん体力が残っていない時間に来ます。
「お風呂入ろっか」の一言で「いや!」。とにかく入るまでが全部なんです。
お風呂上がり、おむつを履こう → 「いや!」
お風呂を突破しても、すぐ次が来ます。
湯上がりでおむつを履かせようとすると、ここでも「いや!」。こちらは湯冷めさせまいと必死。この攻防、全国で毎晩起きていると思っています。
服を着せようとする → 「いや!」
おむつの次は服です。連戦です。
これは朝も夜も発生します。着替えという行為そのものが気に入らないというより、「今それをやらされること」が嫌なんだろうな、という感じ。
(この場面には、うちで効いている対応があります。記事の最後に書きますね)
寝るために電気を消す → 大泣き
これは「いや」というより大泣きです。
パチンと消した瞬間、スイッチが入ったように泣く。まだ遊びたい、まだ終わりたくない。気持ちはわかる。わかるけど、もう夜なんです。
朝の保育園 → 機嫌によっては「いや!」
朝は日によります。すんなり行く日もあれば、玄関からもう「いや!」の日も。
そしてわが家で一番大変なのが、私が先に出勤している朝です。
うちは私のほうが出る時間が早い日があって、そういう日はパパが保育園に送っていきます。ところが本人はママと一緒に行きたい。もういない人を求めて「いや!」となるので、送り出すパパが本当に大変です。
あれは代われるものなら代わってあげたい。(でも私が行ったら私が大変。それはそれ)
お迎えのあと、車に乗るとき → のけぞって「いや!」
帰りも一山あります。
お迎えのあと、機嫌が悪いと車に乗せる段階で「いや!」とのけぞる。チャイルドシートに座らせたいのに、体が板みたいに反り返って曲がらない。あの力、どこから出ているんでしょうか。
ごはん → 「いや」とは言わない。無視される
これ、うちの特徴かもしれません。
ごはんに関しては「いや」と言いません。代わりに、無視されます。
呼んでも来ない。座らせても食べない。こちらの声が聞こえていないかのように、自分の世界にいる。「いや!」と言われるより、正直こっちのほうが手ごたえがなくて困ります。怒る相手すらいない感じ、というか。
食べない日は食べない。そう思うことにしています。
ちなみに、うちで盛り上がった遊びはこちらにまとめました → 2歳の室内遊び|おうちで盛り上がった遊び
一番つらいのは、じいじ・ばあばへの「いや!」でした
ここからは、あるあるというより、私の本音の話です。
うちのイヤイヤでいちばん困るのは、じいじ・ばあばと一緒にいるときです。
「じいじいや!」
「ばあばいや!」
これを目の前で言われると、しんどさより先に申し訳なさが来ます。かわいがってくれている人に向かって、なんてことを言うんだ、と。慌ててフォローして、笑ってごまかして、内心ずっと謝っています。
冷静に考えれば、じいじばあばのほうがずっと大人で、「イヤイヤ期だからね」とわかってくれています。頭ではわかっているんです。
でも、それでも思ってしまうんですよね。
私がイヤイヤされる分にはいい。でも、じいじばあばの前ではかわいくあってほしい。
これはたぶん、しつけとか教育とかではなくて、ただの親心です。会える回数が限られている人たちだからこそ、いい時間であってほしい。そう思ってしまう。
同じ気持ちになったことがある人、けっこういるんじゃないでしょうか。
「いや」から「いらない」へ。そして「ママいらない」
最近、うちのイヤイヤに変化がありました。
言葉が「いや」から「いらない」に変わってきたんです。
「おふろいらない」
「ごはんいらない」
言えることが増えて、表現が育っている証拠だと思います。成長です。うれしいことのはずです。
……そして、ある日これが来ました。
「ママいらない」
遊んでいるのを「そろそろおしまいにしようか」と止めたときでした。本人にしてみれば、楽しい時間を終わらせようとする人が邪魔だっただけ。本当に私が嫌いなわけじゃない。それは、わかっています。
わかっているんですが。
とても、悲しい気持ちになりました。
平気な顔で「はいはい」と流しながら、内心ではちょっと固まっていました。1日ずっとこの子のために動いて、迎えに行って、ごはんを作って、その終わりに「いらない」と言われる。理屈じゃないところが、しゅんとします。
もし今、同じことを言われて落ち込んでいる人がいたら、これだけは言わせてください。
それ、傷つくのが普通です。
「本気じゃないってわかってるでしょ」と自分に言い聞かせても、悲しいものは悲しい。そこで落ち込む自分を「気にしすぎ」と責める必要は、まったくないと思っています。
「いらない」と言われる係になれるのは、その子にとって絶対にいなくならない人だから。私はそう思うことにしています。
スーパーで寝転がった日|育児書の光景は、本当に起きた
うちの子のイヤイヤは、基本的に口で「嫌!」と言うタイプです。
ただ、一度だけ「本にのってるやつだ!」という場面がありました。
スーパーです。
抱っこしてほしかったのに、こちらは買い物中で手がふさがっていて、してあげられなかった。そのときです。
床に座り込んで「いやいや!」と叫び、最終的に寝転がりました。
正直、最初に思ったのは「困った」ではなく、
「本当に子どもってこんなことするんだ〜」
でした。育児書やSNSで何度も見た、あの光景。うちの子はやらないタイプかも、なんて思っていたら、普通にやりました。人生で一度は見ることになるんですね、あれ。
もちろん、周りの目は気になります。でも、あのときの私の頭の中は、恥ずかしさ半分、感心半分でした。ちゃんと2歳をやっている、というか。
いま同じ状況でスーパーの床を見つめている人がいたら。うちの子も、普通にやりました。
しんどい日は、しんどいと言っていい
ここまで書いてきて思うのは、イヤイヤ期のしんどさって、一回一回は小さいということです。
お風呂で1回、おむつで1回、服で1回、電気で1回。ひとつずつは数分の話。でも、それが朝から晩まで途切れなく続いて、しかもこちらは仕事をして家事をしている。この積み重ねが効いてきます。
ワンオペの日は特にそうです。逃げ場がないまま、「いや」を全部ひとりで受け止めることになるので。
しんどい日は、しんどいでいいと思っています。イライラした自分を後から責めるのも、もうやめました。私が消耗しきったときにやっていることはワンオペ育児で疲れたときの乗り越え方に書いたので、限界に近い人はこちらもどうぞ。
【唯一の実用パート】うちで効いている対応は「どっちがいい?」
対処法は書かないと言いましたが、ひとつだけ。うちで実際にうまくいっている方法を置いておきます。
うちの子のイヤイヤを見ていて、私が思っている根っこはこれです。
「自分の主張を通したい」
お風呂が嫌なわけでも、服が嫌いなわけでもない。自分で決めたいんだと思うんです。
そこで、うちではこうしています。
① いったんは「嫌」を飲み込む
「いや!」と言われたら、まずその主張を否定しないで受け取ります。「そっか、いやか」で一回止まる。ここで「なんで!早く!」と押し返すと、たいてい長引きます。
② そのうえで「どっちがいい?」と聞く
たとえば服を着てほしいとき。
「どっちの服がいい?」
と、2枚見せて選んでもらいます。
結局、服は着るんです。着せたいというこちらの目的は変わっていません。でもその手前に、自分で選んだという感覚が残る。ここがポイントだと思っています。
「着なさい」だと本人の負けになるけれど、「どっち?」だと本人が決めた形になる。だから通る。
これ、結構成功します。
もちろん、うちの子に効いているというだけの話で、万能ではありません。うまくいかない日もあります。それでも、「戦う」から「選んでもらう」に切り替えただけで、朝の消耗がだいぶ減りました。
試せそうな場面があれば、明日の着替えでどうぞ。
まとめ|いま渦中にいるあなたへ
うちの2歳のイヤイヤ期を、そのまま実況しました。
- 2歳になるちょっと前から始まった
- 何でも嫌なのではなく、自分がやりたくないことに「いや!」と言っている
- お風呂・おむつ・服・電気を消す・朝の保育園・帰りの車、と一日中ポイントがある
- ごはんだけは「いや」と言わずに無視される
- じいじ・ばあばへの「いや!」がいちばん申し訳なくてつらい
- 最近は「いや」が「いらない」に進化。「ママいらない」は、やっぱり悲しい
- スーパーで本当に寝転がった。育児書の光景は実在する
- うちで効いているのは、いったん飲み込んでから「どっちがいい?」
正しい対応かどうかは、正直わかりません。ただ、うちはこれで毎日をなんとか回しています。
日曜日にひとりで子どもを見ていると、この「いや」を朝から晩まで受け続けることになります。そんな日のすごし方はワンオペ日曜日のすごし方ルーティンに書きました。
最後に。
いま「いや!」の真ん中にいる人へ。
全力で「いらない」と言えるのは、絶対にいなくならない人が目の前にいるから。そう思うことにして、私はやり過ごしています。しんどい日は、しんどいでいい。今日のお風呂がうまくいかなくても、大丈夫。
うちもです。


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